読書の庭

占い師の読書記録。

あん

桜の季節になると読みたくなる本。

 

この本を知ったきっかけは映画から

 

日本アカデミー賞樹木希林さんが主演女優賞にノミネートされ
授賞式で割烹着姿で登壇された姿が印象に残っており
映画を観てみるとなんでもない日常にも
幸せが溢れていると気づかされた

 

その直後、偶然にも古本屋さんでこの本と出会い、手にする事に。

 

【あらすじ】

シャッターの目立つ商店街で
ひっそりと営業をしているどら焼き屋

ある日、一人の老女が手作りの”あん”を持参し
ここで働きたいと申し出る。

訳あり者の店主と
訳あり風の老女

店主は戸惑いつつも彼女の”あん”を使ってみると
売上が伸び始める

このまま順調にいくと思っていたところに
老女の事情がお客にバレてしまう・・・

 

 

p.165

この世にあるもの全ては言葉を持っていると
私は信じています。
どんなものでも商店街を通る人たちはもちろんのこと
生きているものなら、いえ、陽射しや風に対してでさえ、
耳を澄ますことができるのではないかと思うのです。

 

p.195
つらいことばかりでした。
もちろん、そういう言い方もできるかもしれません。
でも、この場所での歳月が過ぎていくなかで、
私には見えてくるものがありました。…

闇の底でもがき続けるような
勝ち目のない闘いのなかで、私たちは人間であること、
ただこの一点にしがみつき、
誇りを持とうとしたのです。

 

p.235
私だけではなく、もし人間がいなかったらどうだったか。
人間だけではなく、およそものを感じることができる
あらゆる命がこの世にいなかったらどうだったか。
無限にも等しいこの世は、すべて消えてしまう事になります。…

でも、この考え方が私を変えたのです。
私たちはこの世を観るために、
聞くために生まれてきた。
この世はただそれだけを望んでいた。
だとすれば、教師になれずとも、
勤め人になれずとも、
この世に生まれてきた意味はある。

 

p.238
ハンセン病におかされた者だけではなく、
きっと誰もが、自分には生きる意味があるのだろうかと
考える時があるかと思います。…

だからといって目の前の問題が解決されるわけではなく、
生きていくことは苦しみの連続だと感じられる時もあります。

…だけど、その喜びは苦しみと背中合わせでした。

 

 

この映画や本に出会うまで

ハンセン病という名前は聞いたことがあったものの

詳しいことはよくわかっていなかった。

 

病気になるだけでも辛いことなのに

隔離生活まで強いられるとは…

 

そんな中でも生きる意味を見つけ出せる

徳江さんの生き方にはグッとくるものがあった。

 

 

この本を読んだ直後

たまたま観ていた報道番組で

この映画の特集があり

その中で、徳江さんのモデルとなった女性がいたことを知る。

 

 

今世では自らの意思とは関係のないことで

虐げられてきた人たち

 

来世では絶対に幸せになってほしいなと願いながら

 

桜の下でどら焼きを食べたくなる。

 

 

また、桜の季節になったら読み返そうと思う一冊です。

 

 

 

 

 

 

現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則

量子力学について知りたいと思い手にした一冊。


著者の村松大輔さんは
一般社団法人開華GPE代表理事
1975年、群馬県生まれ。
東京大学工学部卒業後、父の経営する金属製造業の
会社に勤めるもうまくいかず、勤続13年を超えたころに
ついにうつ病を患う。その後、参加したセミナーで
自分が自分を大切に扱うことを学び、うつ病も克服。
2013年、脳力開発塾「開華」を設立。
学力を伸ばすだけでなく、量子力学をベースとした
脳力開発を目的とした学習塾スタイルを提唱する。
成果はたちまち現れ、偏差値80台の生徒をはじめ
5教科で学年トップを記録する生徒を多数輩出。
また、スポーツでもフェンシング日本代表、
空手道個人組手全国大会出場、卓球全国大会出場、
レスリング東日本大会優勝など、目覚ましい成果を
上げる。その後、小学校から大学、企業の新人研修や
幹部研修、経営者が集まる倫理法人会などさまざまな
現場から公演依頼が殺到。YouTubeで配信している
セミナー動画ではのべ550万回の再生数を記録するなど、
その評判はさらに広がりを見せ、全国各地に活躍の
場を広げている。
著書に『「自分発振」で願いをかなえる方法』
『時間と空間を操る「量子力学的」習慣術』
『すべてが用意されているゼロポイントフィールドに
つながる生き方』などがある。

 

 

P.21

私たちの体は小さな「細胞」が集まってできています。
その数は37兆個と言われています。
皮膚、筋肉、骨、内臓、赤血球など、人体のほとんどの
部位は細胞の集まりです。
では、一つ一つの「細胞」はどうなっているのでしょう?
目では見えないので、顕微鏡で見ます。
すると、さらに小さな「分子」という粒が
集まってできています。
分子のサイズは0.0000001ミリ〜0.00001ミリほどです。
一つの「分子」を見ていきます。

すると、さらに極小の「原子」という粒が
集まってできています。

ちなみに、私たちの体は、炭素、酸素、水素、窒素、
カルシウム、リン、カリウムなどの原子からできています。


では、「原子」の中はどうなっているのか?
理科の授業では、こう習いました。
「原子の中には『原子核』があり、
その周りを『電子』が回っている」と。
その様子は、実はとても意外で、
次のようなイメージで表現できます。

原子の中は、ガラーンとしています。


つまり、原子の中身はほぼ空っぽ。
スカスカなのです。

スカスカの原子がいくら集まっても、スカスカです。
私たちの実体は、そのようにスカスカで、
モワモワ〜とした、”雲”のようなものなのです。

 

 

人間の体が細胞できていることは知っていたけれど
細胞の中身は空洞だったとはビックリ。

 

 

P.24

原子核は「陽子」と「中性子」という
粒子の組み合わせでできています。


素粒子は、これ以上小さく分解できない
物質の最小単位です。


私たちの体だけでなく、この本も、
机も壁も、物質を最小限まで分解していくと
素粒子」に行き着きます。
つまり、すべての物質は、素粒子が集まって
できたものなのです。
ちなみに、私たちの「意識」や「感情」も
素粒子と言ったら驚くでしょうか。


例えば、あなたが「うれしい〜」と思うとき、
体からは「うれしい〜」という素粒子
発されています。
「ムカつく〜」と思うと、
「ムカつく〜」という素粒子が飛び出て、
広がっていくのです。

 

オーラとか波動とかは
素粒子のことを言っているのかもしれない。

 

P.27

素粒子のどんなところが非常識なのか?
例えば、私たちの世界では
「過去→現在→未来」と時間は連続していますよね。
しかし、素粒子には、時間が存在しません。
場所も存在しません。
「一つの電子が同時に、複数の場所に現れる」
なんてことが、当たり前のように起こります。
「今、ここに現れた電子が、同時に過去と未来に
現れる」なんて芸当も、平気でやってのけます。

素粒子は変身もします。
「粒だった電子が、波になり、また粒に戻る」
しかも「人が見た瞬間、変身する」
なんてことをするのです。


このような素粒子の不思議な性質を知ると、
「この世の奇跡」と言われるような現象さえも
「あって当然」と思えてしまいます。

 

素粒子に時間や場所も存在しないのであれば
過去も未来も変えることは可能ということ。

 

P.31

25ページでは「意識や感情はフォトンである」
と話しました。
これは、新進気鋭の理論生物物理学者である
フリッツ=アルバート・ポップ博士が伝える
最新の理論です。
博士は、次のように言っています。
「私たちの体からは、『バイオフォトン』という
素粒子が放出されています。
それが私たちの『意識』の正体です」

 

P.33
私たちは、自分のことを
”確固とした物質”と思っていますが、
本当は波のような存在でしかありません。
このため、いとも簡単に、
相手の波の影響を受けてしまうのです。

 

世の中の雰囲気とか
場の雰囲気を心地よく感じる時と
心地悪く時はその場にいる人たちが出している
素粒子が強く影響しているということなのか。

 

P.41
物質世界に住む私たちは、
目にみえるものだけを”現実”と
思っていますが、実は見えない世界にこそ、
私たちを動かす真実があるのです。

 

P.47
例えば、あなたが「ありがとう」を
観測すれば、「ありがとう周波数」が現れ、
その周波数の波を発します。


反対に、「ムカつく」を観測すれば、
「ムカつく周波数帯のパラレル」が現れ、
ムカつく出来事が現象化します。

 

P.50
あなたが何を観測するのか、
何を意図するかで、現象は変わってくる。
これは素粒子が引き起こす自然の法則です。
信じるか信じないかの問題ではなく、
物理現象なのです。
スマホを信じていなくても
使えるのと同じです。

 

結局のところ、自分が見たい(意識している)世界を
見ているだけということですね。

 

P.52
私たちが暮らすのは「三次元」の世界ですが、
素粒子のヒモは「十次元」を使って振動している
とも言われます。
その空間の仕組みはわからないことだらけなのです。

 

十次元も存在しているのであれば
この世界でわかっていることなんて
ほんの少しだけなのかもしれません。

 

P.59
「できたらいいな」と言う100Hzのフォトンを飛ばすのと、
「できる、大丈夫、余裕余裕」と言う
1億Hzのフォトンを飛ばすのとでは、
現象は変わって当然です。

 

P.60
"願望実現"に関しては、何度も見聞きしてきたかもしれません。
しかし実際には「願っても叶わない」ことが多いものでしょう。

なぜ私は、願っても叶わなかったのか?
今ならその理由がわかります。
意図がごちゃ混ぜだったのです。
「意図の物理量」はじゅうぶんだったと思うのですが、
その中には余計な意図が多く含まれていました。

潜在意識も含め、私の中には
「ムリだ」や「ダメだ」と言う意図が多かった
ということになります。
自分では気づかないうちに、
「ムリだフォトン」や「ダメだフォトン」を
飛ばし、その周波数帯にいたのだと思います。


無意識に自分の行動にストッパーが
働いているということか。

 

 

P.63
第1章で、素粒子は17種類あると話しましたが、
それぞれ寿命が違います。
例えば、μという素粒子の寿命は
「2.2×10-6秒=2.2マイクロ秒」
0.0000022秒ですから
あっという間に死んでしまいます。

いっぽうで、電子の寿命は長く
「6.4×10-26年」
640000000000000000000000000年。
地球の歴史が46億年ですから、
それよりも長い寿命を持っていることになります。


つまり、肉体は死んでも
フォトンでできている「意識」は永遠に生き続ける、
と言うことになります。

 

亡くなっても想いが残るというのは
物理的にも証明されているということですね。

そう考えると、先祖供養が必要なことも頷ける。

 

 

P.73
村松さんは、私にこんな話をしてくれました。
『体の中はスカスカなんです。その中に、
今まで育ってきた環境の粒が入っています。
両親、兄弟、友だち、先生とかのいろいろな粒です。
利江さんの場合は、イライラ、悲しみ、
苦しみなどの粒がいっぱい入っていたんですね。
だから、あなたが悪いんじゃなくて、
環境の中で痛い思いをたくさんしちゃっただけです。
なので、自分を責めるんじゃなくて、
癒してあげましょう。
本当によくがんばってきたんだから。
そんな自分をねぎらってあげましょう。
どんどんほめてあげましょう。
自分を大切にしていいんですよ。』って。

 

P.86
今の人生がうまくいっていない人ほど、
自分をほめるのが苦手です。

「自分を低く見積もるクセ」や
「自分を責めるクセ」が付いているのです。
まるで硬い鎧を着こんでいるようで、
これが周波数を下げる原因になっているのですが、
本人はそれに気づきません。

 

自分を褒めるって難しい気もしますが
責める必要はないとも思う。
意識的にたまには褒めてあげる時間を作るといいのかも。

 

 

P.88
経営の神様と言われる松下幸之助さんをご存知でしょう。
松下さんは、じつは「お陰で変換」の天才だった
と私は思っています。

松下幸之助さんは小学校4年生で
丁稚奉公に出されます。
家が貧しくて働きに出たわけですが、
丁稚奉公とは給金を親に送られる制度のことです。
また、病気がちだったとも言われます。
それでも一代で、松下電器産業パナソニック)を
築き上げたのです。
松下さんは後年
「自分が経営で成功した理由は3つある」
と語っています。

1.家が貧乏だったこと。
2.学歴がなかったこと。
3.病気がちだったこと。


3つとも、多くの人が「不成功の理由」にしがち
ではありませんか?


しかし、「おかげで変換」の天才だった
松下さんは、次のように考えたのです。

1.家が貧乏だったおかげで、物を大切にできた。
2.学歴がなかったおかげで、人になんでも聞けた。
3.病気がちだったおかげで、人に任せて、人が育った。

 

おかげで変換素晴らしい!
どんな状況もプラスに変えるクセをつけたい。

 

P.121
周波数帯が変わると、付き合う人が変わったり、
経済的に恵まれたりするようになります。
同じ周波数帯には、同じ波長の人がいるので、
その人やその物質と引き寄せ合う。
これが巷で言われる「引き寄せの法則」の仕組みです。

人間関係、お金、仕事の成否、健康など、
あなたに起こるすべての現象は、
あなたの観測や意図、意識や感情の
結果でしかありません。
よい結果も悪い結果も、
幸運も不運も、良縁も腐れ縁も、
すべてはあなたのいる
パラレルワールドで、
あなたが引き起こしたものだと言えるのです。

 

 

人間の中身は空っぽだけれど
その中には素粒子という電子的エネルギーが存在している。

 

人が亡くなっても素粒子は亡くならない。
というか、素粒子の寿命の方が肉体の寿命より
長いということに驚いたと同時に
先祖供養の必要性と合致する。

 

人生がうまく行かない状態の時には
うまく行かない周波数の中で生きているのだから
起きる現象もうまく行かないことばかりなのは
当たり前なのだ。

楽しく生きたいと思うのであれば
自分が楽しいことにフォーカスするしかない。
どんな出来事にも良いことと悪いことがあるのは当たり前。

 

人から見て最悪と思えるようなことも
プラスに変えるクセをつけたいと思った。

実際はそんなに悪いことは起きていないけど。

 

量子力学と聞くと難しいイメージだけれど
村松さんの本はわかりやすくて面白い。

 

 

 

 

人は話し方が9割

長い間ベストセラーに入っているので手にした本。

 

著者の長松茂久さんは

株式会社人財育成JAPAN代表取締役
センチュリー出版オフィス主幹。
大分県中津市生まれ。
2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、
2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで
毎年4万人(うち県外1万人)を集める大繁盛店になる。
自身の経験をもとに体系化した
「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」
というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、
全国で多くの講演、セミナーを実施。
「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして、
多くの若者から圧倒的な支持を得ており、
講演の動員数は延べ60万人にのぼる。
2016年より、拠点を東京麻布に移し、
現在は自身の執筆だけではなく、次世代の著者育成、
出版コンサルティング、経営コンサルティング
出版支援オフィス、講演、セミナーなど、
数々の事業を展開する実業家である。

 

 

P.29
話すことを通じて失った自己肯定感は、
やはり話すことを通じて取り戻すのが一番です。
そこでキーワードになるのが、「全肯定」です。
「話している相手を決して否定しない、
そしてあなた自身も否定させない」
ということです。

 

相手の気持ちも
自分の気持ちも肯定する。

相手の気持ちに寄り添いすぎて
自分の気持ちを無視してはいけない。

 

P.36
前向きな話は、人を元気にします。
逆に、後ろ向き、否定的な話は、
自分自身だけでなく、聞く人のエネルギーも下げてしまいます。
普段、どんな言葉を使っていても、
私のコミュニティに来た時だけは、
意識してプラストークを徹底するようルール化しています。
「人をほめること」
「感動した話をすること」
「今の現状を良くしていこうとすること」
これらはすべてプラストークです。
明るい言葉が明るい空気を作っていきます。

 

プラストーク縛りはいいかも。

 

P.40
「人は誰もが自分のことが一番大切であり、
自分に一番興味がある生き物である」
ということです。
想像してみてください。
みんなで写った集合写真で真っ先に見るのは、何でしょうか?
そうです、自分の顔です。
集合写真が手元に届いて、他人の顔を確認する人は滅多にいません。
まず自分です。
つまり、一番興味がある「相手自身」のことを
主役にすれば、自然に相手の感情は高まっていく。
「自分を主役にしてくれるあなた自身のことを好きになる」
という簡単な心理です。

 

確かに写真を見る時には、まず自分の顔見てしまう。

他人の顔なんてほとんど見ていない気がする。

 

P.86
話すことが苦手なら苦手と、開き直ってもいい。
流暢に言葉が出てこなくても、焦らなくていい。
じっくり言葉を選びながら、ゆっくり話せばいい。
そう思って相手と向き合えば、通じるべきものは必ず通じます。
言葉はコミュニケーションのツールなのですから、
言葉を通じて思いが伝わることが最も重要です。

 

上手く話せなくても
相手に伝えたいという一生懸命さは伝わると思う。

 

P.102
例えばあなたが営業マンだとした場合、
同じ商品でも、お客様に好感を持たれなければ、
お客様はあなたから商品を買おうとは思いません。
最終的にものをいうのは、人として好かれるかどうかなのです。

 

商品の良さよりも販売員さんの印象が良い方が
満足度が高い気がする。

 

P.172
人によって態度や話し方を変えない。これが基本です。
「日本社会は縦社会だから、自分より目上の人には
頭を下げざるを得ないんです」
こんな反論をされた方がいますが、
私は目上の人に丁寧に話すのは当然のことと思っています。
であれば、目上だけでなく、目下の人にも親切に話すと筋が通ります。

 

目上の人でも目下の人でも
敬意を持って接するようにしたい。

 

P.175
言葉のクセは、「人格のクセ」です。
知らないうちに「ネガティブな人」という印象を持たれないよう、
日頃の言葉遣いに気をつけてください。

 

P.200
意識は言葉を変え、言葉は行動を変えていく。

 

師匠の言葉。

「クセはクセでしか治せない」

いきなり変わることはできないけれど
気づいたら直す「クセ」をつけるといいよね。

 

 

P.205
波長の合っていない人と無理に親しくしようとしたら、
あなたはどうなるでしょうか。
自分を押し殺して相手に合わせることで、
自分自身を否定することになります。

 

話した後に何だか疲れたなと思う人は
波長が合っていない人

話した後に元気になる人は
波長が合っている人だと思う。

 

P.211
どんなにいい空間に身を置こうと心がけたとしても、
年に数回は飲み会などで不平不満、悪口で盛り上がる人たちが
目の前に現れます。

ただこうした場に少しでも居合わせた際に、
注意してほしいことがあります。
それは、
「絶対にその人たちをその場で変えようとしない」こと。

「そうなんだ、ひどいね」という同調もやめましょう。
あなたも巻き込まれてしまいます。


大切なのは、「周りが言ってもあなたは言わない」こと。

 

人(相手)は簡単には変わらないけど

自分は変えられる。

大切なのは「自分がどうなりたいか」

疲れる人とは距離をおくのが一番。

 

例えそれが、親子であっても。

 

 

ベストセラーだけあって
とてもわかりやすい内容でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ものの見方が180度変わる古事記

古事記について学んでみたいと思っていたところ

書店にて目に入ってきたので手にした本。

 

著者の古高裕記さんは

明治大学政治経済学部政治学科卒業後
衆議院議員国会秘書日。秘書勤務のかたわら執筆活動に従事。
ビジネス書を年間600冊読破し、ビジネス書と
古典の共通点を発見。独自の視点で日本文化を解説する
手法を確立し、神社や日本の文化の魅力を伝えている。
神社本庁監修の神社検定(神道文化検定)壱級を所持。
趣味は全国の神社巡り。

 

 

P.2

日本の神には、「〜〜命」という名前がある神様が多い。
名前に命がつくのは「みこともち」という意味で、
自分よりも尊い神から、命令される存在をあらわしている。
神様たちも私たちビジネスパーソンのように、
上司がいて、所属している組織がある。
与えられたミッションをこなすために、
上司やメンターに相談する機会がある。
ときにはライバルを押しのけて、自分に与えられた使命を
こなすことも必要である。
そうした日本の神様たちの苦労と成功の話は、
さまざまなドラマがあり、現代のビジネスパーソンが読んでも
学ぶべき点が多いのである。

実はミッションを見事こなし、卒業をすることができた
みこともちは、名前が「命」から「神」に
名前が変わっている神様も多い。
これは、つまり晴れて神に昇格し、
より高い指導者として神社などで祀られるのである。

 

神様も人間の世界同様
ミッションをクリアしたら
「命」から「神」へと昇格していくとは面白い。

 

P.23

「完璧に物事をこなしているはずなのに、
どうにもうまくいかない」そういう経験をする人は少なくないだろう。
何が原因かわからない場合には、理(物事の筋道や道理)に
沿っていないことをやっていないかどうか確かめるべきだ。
簡単に言えば、昔から決められた自然の摂理、
ルールのようなものだ。
人間が決めた習慣とは違う。「理」とは、端的に言えば、
大自然の神が決めたルールのことだ。

 

P.24

どんなに客観的に考えて、データをとって、
科学的に成功を裏付けられた事業やプロジェクトでも、
道理を無視して、物事を進めると必ず、どこかうまく行かなくなるものだ。
私たちは、物事の根底に流れている筋道を無視しがちである。…

100年や200年続く会社は、長く続いた「理」に沿って成功している。
だから優れた経営者やビジネスマンは「理」を大事にする。

 

人間が考えたルール(法)と
自然界のルール(理)は違う。

自然界の理を無視していると
いずれ破綻してしまうんですよね。

 

P.35

そして、もう一つ大事なことは、この話のように
禍をもたらす神が生まれたら、その禍を直し、
正しくする神も生まれる、ということを理解することだ。
つまり、悪いことと、良いことというのは、
表裏一体で起こる。
悪いことばかりに囚われているのではなく、
悪いこともあったが、良いこともなかったかどうか、
よく考えてみよう。

 

良いことを悪いことは二つで一つ。

良いことばかりしか見ない(見えない)
悪いことばかりしか見ない(見えない)

バランスよく考える癖をつけたい。

 

P.64

実は自信を失っている私たちも同じなのである。
私たちはいつも自分の評価を自分以外の
他人に求めがちだ。
そうではなく、自分の中にこそ、答えを求めるべきなのだ。
自分に与えられた使命は、自分以外まっとうすることはできない。
私たちは誰もが皆、神になるための
ミッションを携えた「みこともち」だ。
私たち一人ひとりに与えられた特別な使命は、
自分にしか達成できないのである。

 

本当にその通りで宿命を観ていると
一人一人それぞれお役目があって
それは社会的役割とは少し違う。
自分の持っている宿命を昇華させる事が大切なのだと思う。

 

P.136

天神地祇を祀る」という言葉がある。
天神地祇とは天つ神と国つ神を祀るという意味で、
あらゆる神を祀るということを意味している。
日本では神をお祀りしたり、お祀りするときには、
国譲りで日本の国の統治権を得た天つ神だけではなく、
日本を苦労して開拓した国つ神も一緒に祀ることになっている。

家を建てるときに地鎮祭を行うのも、
国つ神が開拓した貴重な土地を安全に使わせて
いただくというのが、本当の趣旨なのである。

 

地鎮祭をお祓いと勘違いしている人が多いけれど
本来は「土地を使わせていただく」報告のようなものですね。

 

 

古事記がわかりやすく解説してある面白い一冊でした。

これからも古事記について学んでみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

静かな人の戦略書

書店で見つけてタイトルと帯に惹かれて購入。

 

帯には

世界的ベストセラー、ついに日本上陸!

「静かで控えめ」は賢者の戦略

 

自称内向的な私には役に立ちそうではないか。

 

著者のジル・チャンさんは

ミネソタ大学大学院修士課程終了、ハーバード大学清華大学でリーダーシップ・プログラム終了。

ハーバード・シード・フォー・ソーシャル・イノベーション、フェロー。

アメリカの非営利団代でフィランソロピー・アドバイザーを務める。

過去2年間で行ったスピーチは200回以上に及ぶ。

15年以上にわたり、アメリカ州政府やメジャーリーグなど、さまざまな業界で活躍してきた。2018年、ガールズ・イン・テック台湾40アンダー40受賞。

本書は台湾でベストセラー1位となり、20週にわたりトップ10にランクイン、米ベレットコーラー社が28年の歴史で初めて翻訳刊行する作品となり、第23回Foreword INDIES「ブック・オブ・ザ・イヤー」特別賞に選出されるなど話題となっている。

現在は母国の台湾・台北市に拠点を置きながら、内向型のキャリア支援やリーダーシップ開発のため国際的に活躍している。

 

翻訳は神崎朗子さん

翻訳家。上智大学文学部英文学科卒業。

訳書に「やり抜く力」「NEW POWER」

スタンフォードの自分を変える教室」「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」

「フランス人は10着しか服を持たない」「FOOD ANATOMY 食の解剖図鑑」

「食事のせいで、死なないために」「存在しない女たち」「花の子ども」などがある。

 

P.38にある「自分のタイプ」を知るテストをやってみると

 

やっぱり「内向型」だった(笑)

 

P.95

現実的になろう。理想の仕事を探すなかで、ほんの少しかじっただけで、自分のやりたいことが見つかる人などほとんどいない。なかには一生かかっても、自分が何をするために生まれてきたのか、わからない人もいる。

ここでまず、はっきりさせておこう。あなたや私だけにぴったりの仕事なんてものは、存在ない。

誰もがどうにかして自分の強みを見出し、それを生かして生計を立てようとする。言い換えれば、重要なのは、自分が最も価値を生み出せる仕事を見つけることであり、それは必ずしも、いちばんやりやすい仕事とは限らない。

 

やりたいことが明確にある人はほんの一握り。

やれることを活かすことも大切。

 

P.182

出張によるエネルギーの消耗を抑えたければ、出張予算をできるだけ多く確保すること。…

ホテルの場所は会議場のすぐ近くにする…フライトのチェンクインを事前にすませ、好きな座席を選ぶなどだ。…

重要なクライアントとの対面ミーティングは、1日1件と決めておく。…

 

つい、安いところを、安いプランをと目先の利益ばかり考えてしまうけれど、目には見えない利益も考えた方が良いんだよな。

 

P.216

「この仕事関連のイベント、本当に行く必要あるのかな?」

これは、出席すべきかどうかを判断する際、自分自身に問うべきもっとも重要な質問だ。出席が必須である場合を除けば、あなたにはつねに選択肢がある。

 

なんとなく参加するのは良くない。

断る勇気も必要。

 

P.241

ステージで緊張するかどうかは内向型でも外向型でも関係ない。

パブリック・スピーキングの専門家であるニック・モーガンはフォーブス誌の記事で「人前で話すのが好きな人は10パーセントしかいない」と述べている。

 

9割の人は緊張しているということがわかってちょっと安心。

 

P.253

私は以前、パブリック・スピーキングのコーチから聞いた、「努力の9割はステージの外で行うもの」という言葉を心から信じている。しっかりと準備しておけば、登壇前に、すでに9割は完璧になっているのだ。…

内向型の人がスピーチをするときに、自分なりのスピリットをもてるかどうかは、壇上に立つよりずっと前、スピーチのテーマを準備するときにかかっているのかもしれない。…

 

自分の思いと準備さえしっかりしていれば上手くいくということ。

上手く行かないのは準備が足りなかったということ。

 

P.317

コミュニケーションの取り方を上司に合わせれば、共通の認識を持つことができる。覚えておいてほしいのは、相手に合わせて細かく調整すべきなのは、自分のほうだということ。上司を変えようとするのはやめよう。

 

相手を変えようとするよりも、自分が相手に合わせる柔軟性が必要よね。

 

 

 

内向型も外向型も一つの特徴であって、どちらが良い悪いということではないということがわかった。

 

自分の良さを最大限に活かすために、事前の準備や工夫するコツなどを学ぶことができた。

 

ギリギリに追い込まれないとやらないところから直さないとね。

 

 

 

 

BLUE GIANT EXPLORER 7

新メンバーのゾッドを迎えて
ジャズの聖地ニューオリンズへ。

 

新しい街はやっぱり新参者には厳しいもの。
だけどゾッドのコネクションと
地道な努力で少しずつ知名度があがってくる。

 

ピアノのアントニオもこれから先の進む道に迷い
ゾッドもプレースタイルに迷いがある

 

だけど大だけはブレずに前だけを見ているところに胸が熱くなる。

 

共に旅をしてきたホンダを手放すことになったときに
ジャックに知らせるところや
ホンダに一礼をして敬意払うところに
日本人のスピリットを感じる。

 

「オレが見た中でも、
一番デカい
川だ!

 

そして、ここで…

 

海に流れ込む。

 

そうだ…

 

海に繋がるんだ…」

 

「日本人のボクが、
この街でジャズを
演っていることをどう思いますか?」

 

『Fine.
良い。』

 

「Fine?
良い?」

 

『いいかい?

ジャズはこの街で
生まれたんだ。

 

ざっと
100年前さ。

 

それが遠い
アジアの国まで
届いて、

 

100年かけて反響して
戻って来たんだろ?

 

最高にクレイジー
素敵なことさ。

 

違うかい?』

 

 

早く次巻が読みたい!

映画も楽しみ!!

 

 

 

 

現代に息づく陰陽五行

図書館の占いコーナーで見つけて手にした一冊。

 

著者の稲田義行さんは

1968年、茨城県生まれ。
立正大学大学院人文科学研究科修士課程修了。
専攻は哲学で、主にM.ハイデガーを研究。

 

 

【感想】

中国で生まれた陰陽五行思想
長い年月をかけて進化しその後、日本に伝わり風習や暦、風水などに取り入れられたことで知らず知らずのうちにその思想に触れたことがある人は多いのではないかと思いました。

全体像の理解が深まりました。

 

P.60

五徳の「徳」とは「徳き」と書き、「はたらき」と読む…
五行を徳(はたらき)としてとらえる。木という徳、土という徳、水という徳、火という徳、金という徳といった具合に、五行(木火土金水)をそれぞれ徳としてとらえるのである。

 

「徳」とは「はたらき」を意味していたのか!
「はたらき」として考えると色々納得できます。

 

P.140
なぜ風水には方位がつきものなのかといえば、それは気の流れを整えるためである。気とは、作用・はたらき・流れのことだから、その流れを堰き止めてしまっては、自然・宇宙との一体感や恵みが得られないと考えるのである。…

さらに、風水には必要不可欠な「時間」、すなわち生年月日時をこれに重ね合わせて鑑定をしなければならない。なぜならば、人間はこの世に生を受けたまさにその時の気の流れを受けているからである。

 

同じ家でも住む人によって、良い家相(風水)・悪い家相(風水)が違ってきますからね。
そう考えると、風水マンションとかあるけどあれはどうなんだろう?
住んで運が良くなった人とかいるのだろうか?

そもそも万人にとって良い家相なんてものはありません。

生年月日を気にしないといけないのは当然のこととして、家族構成や職業によっても気にしないといけないところは変わってきます。

 

P.195

日本版陰陽道を一言で言い表すならば、時の為政者や一般庶民のニーズに応えるため、発祥の地である中国から輸入された陰陽五行説が、やがて道教密教・仏教、修験道、呪禁道、神道などを吸収しながら発展していった”何でも屋”といったところだろうか。…

つまり、支配者や一般ニーズに応えて進化したために、人々の困りごとを解消する”何でも屋”となることで、困りごとを取り去る技術が飛び抜けて発達した技術・技能集団の叡智が日本版陰陽道の正体なのである。

 

師匠から教わった占いは正しくコレ!

「困り事を解消する」ことも大切だけど「良いことを起こすことよりも、悪いことを起こさないことが大切」と教わりました。

占いは「転ばぬ先の杖」が基本。