不動産投資の教科書
不動産投資について知りたいと思い手にした本です。
著者の姫野秀樹さんは、
年間100件以上の実地調査から得られる
詳細な情報と高い問題解決力で、一人一人に合致した
戦略策定から購入、融資、賃貸経営の改善まで一貫してサポート。
融資が厳しい状況でも、変わることなく
1億円大家さんを多数プロデュースしている。
不動産投資は投資というよりも
その中身は不動産経営なのだということが良く分かりました。
大家さんの仕事の一から十まで学べる内容でした。
不動産投資の世界は片手間でできるような仕事ではないようです。
知らないと業者に良いカモにされてしまう世界なのでしょう。
P.18
買主は不動産投資という事業を行うプロでなくてはなりません。…
不動産投資はプロとプロがしのぎを削る世界です。そのような世界になんの知識もスキルもない素人が飛び込めば、カモにされることは間違いありません。
P.29
不動産投資において手っ取り早く楽して儲かる手段などありません。
P.127
不動産投資においてリスクを回避する唯一の方法は「買った値段と同等で売ること」です。
そりゃそうだ。
当たり前のことを忘れないようにしましょう。
P.73
不動産投資に関する本を20~30冊読んでいれば、なんとなく信頼できそうな業者と怪しい業者の見分けがつくようになってきますので、大きな間違いはないかもしれません。
不動産投資をする前に知識の投資が必要ってことですね。
P.89
マーケットに出ている物件のうち96.2%は買ってはいけない(儲からない)物件だったということです。…不動産投資家になって成功するためにはこの1%未満の物件を見つけて買い続けていくことが必要になります。
儲かる物件は簡単に見つかるわけがないですよね。
そもそも、儲かっている物件なら、手放す理由がありません。
P.157
その人の現在の収入によって買うべき物件が変わってくるのも不動産投資の不思議なところですが、それを不思議なままにしていてはプロの投資家にはなれません。
P.242
金利交渉は「銀行に支払うか、国(税金)に支払うか」の違いにすぎないというわけです。
P.284
土地・建物の金額は消費税非課税の個人間売買の場合は売主と買主の合意があれば自由に決めることができますので、売主に不利にならないのであれば建物を高めにしてもらうように交渉しましょう。
家賃収入など、表面的にはそこそこのお金が出入りするため
儲かっている気分になりやすいのかもしれませんね。
税金との兼ね合いも含めて、総合的に利益を出していかないといけないのでしょう。
P.227
金融機関から最も敬遠されるのが「年収が高いわりに預金が少ない人」だからです。彼らが最も好むのは「年収が高く預金も多い人」で、次に「年収はあまり高くないけれど預金は多い人」です。
年収が高い人ほど預金が少ないって言いますよね。
P.249
不動産投資家は投資家である以上、失敗しても不動産業者にも銀行にもその責任を押し付けることはできないというわけです。
投資なのだから、あくまでも自己責任ですよね。
P.313
「優秀なエリートサラリーマンが、どうして不動産投資で失敗してしまうのだろう」ーーー。素朴な疑問からこの本は生まれました。
何事も失敗から学ぶことが成功への近道なのでしょう。
不動産を購入する時には、上記の内容も踏まえた上で
・吉方位の物件
・天中殺を避ける
・運気が上昇するときを狙う
と失敗が少ないと思います。