21. リーダーの仮面 ー「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法
マネジメントについて学びたいと思い手にした一冊。
読書の記録:21冊目
著者の安藤広大さんは
株式会社識学 代表取締役社長
株式会社NTTドコモを経て、ジェイコムホールディングス株式会社の
ジェイコム株式会社(現:ライク株式会社)で
取締役営業副本部長等を歴任。
2013年、「識学」という考え方に出会い独立。
識学講師として、数々の企業の業績アップに貢献。
2015年、識学を1日でも早く社会に広めるために、
株式会社識学を設立。
人と会社を成長させるマネジメント方法として、
口コミで広がる。…
P.14
最近は、「出世には興味がありません」と
初めから宣言する若い人も増えています。しかし、想像力を働かせてみてください。
ほとんどの仕事に置いて、
プレーヤーとしての能力は、
30代をピークに、年をとるごとに落ちていきます。
いつまでも若い時と同じように働けるわけではないですよね。
若い時には体力で勝負。
年齢を重ねたら知力で勝負。
とはいえ、同じ土俵で戦い続けるのは大変だと思います。
P.20
私たちは、誰もが普段から
「ペルソナ」を使い分けているはずです。会社では「会社員」「上司」「部下」
という仮面をかぶっていますし、家では「父親」「母親」「夫」「妻」
という仮面をかぶっています。そして、リーダーには、
リーダーの役割を果たすための仮面があるのです。
リーダーになったから偉くなったのではなく
役割が変わっただけと切り替えできたらいいのかもしれませんね。
P.69
私の会社も、良好な人間関係で回っています。
みんなが守るべきルールが
ちゃんと明確になっているからです。「ここは仕事をする場所だ」という共通認識を持ち、
必要以上に触れ合うことがなくなります。
触れ合わないので、感情の摩擦が起こりようがないのです。識学の考え方に従ってルールを設定した組織の人たちは、
みんな「快適になった」「仕事に集中できる」と語っています。
ルールがあっても中途半端に守ったり守らなかったり
人によってルールを変えてはいけない。
そのルールを守らせる(取り締まる)のがリーダーの役割。
P.132
多くの人は、高校や大学を卒業して、就職活動をして、
いまの会社に勤めていることでしょう。つまり、学校生活の延長線上に会社生活があるのです。
…
しかし、いざあなたが責任のある立場を任されると、
一気に学生気分ではやっていけなくなります。…
ここで考えてほしいのは、学校ではなく学習塾です。
楽しい学校の先生と、
厳しい塾の先生をイメージしてみてください。楽しいけれど緊張感がなくて、志望校に落ちるのか。
厳しいけれど緊張感に溢れ、志望校に受かるのか。その2つを選べると思ってみてください。
私の考えでは、会社は厳しい塾に近いです。
職場を学校の延長線上で捉えている人は多いのかも。
適度な緊張感がある職場の方が成長できそうです。
P.153
いまの世の中は、「フリーランスになろう」
「副業をやろう」「会社をうまく利用して、
個人のスキルアップをしよう」
という流れがあります。…
しかし、私は「会社にうまく使われる」ことを
意識した方が成長は早いと考えています。…
個の力、個の存在だけで生き抜いていける人は、ごくわずかです。
…
独立して社会から評価を得る仕組みも、
組織の中で上司から評価を得る仕組みも、
本質的には一緒です。会社で評価されない人が、
社会から評価されることなんて、
滅多にありません。
自分の評価を勘違いして
独立した途端、相手にされなくなるというのはよくある話。
相手は自分を評価していたのではなく
会社を評価していただけなんですよね。
P.202
識学では、好き嫌いによる評価をなくし、
正しく客観的に評価することを徹底しています。そこでのひとつの結果は、
「プロセス(過程)は評価しない」
ということです。世の中では、プロセスを褒めることが是とされています。
結果がついてきていなくても、
過程を頑張っていたら、
それを評価しようというのが、
常識になっています。しかし、本書では、その考えに真っ向から反対します。
…
仕事と勉強とは本質的に異なります。
仕事では、給料やボーナスという
「目に見える成果」を受け取っています。生きるために働き、生きるために給料を得ている
ことが結びついているはずです。やる意味がよくわからないまま
勉強しないといけない小学生と、
生きるために働いている会社員とでは、
管理方法は全く異なるのが当然です。…
プロセス重視の弊害として有名なのが、「残業アピール」です。
残業アピールや
無駄に残業する人(残業代稼ぎたい人)っていますよね。
真面目に働いている人が損をするような組織だと
モチベーションも上がらなくなりそうです。
P.245
身も蓋もないことを言ってしまうと、
多くの仕事において、
高度なスキルは必要ないことがほとんどです。もちろん、専門的で職人のような職種では
スキルが必要かもしれませんが、
ホワイトカラーを中心として会社員であれば、
事務スキルもコミュニケーションスキルも、
一定のところで高止まりします。そもそも人間の能力に、
「そこまでの差はない」
と考えた方がよいでしょう。ただし、新入社員であれば、
結果の差は大きく出ます。…
しかし、そんな能力の差は、すぐに埋まります。
経験を積み上げていくと、
どんどん人間の限界値に集約されていきます。
メンバーたちに差がなくなっていくわけです。
大抵の仕事は1万時間費やせば
そこそこのレベルになると言いますよね。
とにかく経験するしかないんだろうなと思います。
P.278
あらためて、今もらっている
「給料」とは何かを考えてみましょう。給料とは、「有益性」への対価です。
給料は、結果を出した、
利益をもたらした、価値を生み出した
「有益性」に対して支払われるもの。この仕組みはこれまでも、そしてこれからも変わりません。
…
生み出した有益性以上に
給料をもらっていた人たちというのは、
いわば「借金」をしていたのと同じです。会社に対して借りを作っていたわけです。
そして、そのように社員を甘やかして
「借金」させていたのが経営者です。こういった厳しい環境になって、
これまでと同じ給料で
雇ってもらえないような人たちというのは、
明らかに「有益性以上の対価」を
獲得していた人たちでしょう。…
これからの時代では、
誰が借金をしていたかは、
如実に表れます。常日頃から「借金」をせずに、
むしろ「貯金」をしながら働いていた人もいます。「組織の利益」に貢献し続けた人です。
彼らは、こういう危機的な状況になっても
慌てないでしょう。
むしろ必要とされているはずです。
お給料をいただいていることの意味を
きちんと理解して仕事をしている人は
どこへ行っても必要とされるのだと思います。
プレーヤーからマネージャー(管理職)になった人向けの本でしたが
管理職の仕事(ポジション)を理解できていないまま
仕事をしている人も多いのではないかと感じました。
昔、ちょっとだけリーダーっぽい役割になった時、
上司から「あなたは手を動かしちゃダメよ」と言われたことを思い出しました。
国宝(上・青春編/下・花道編)
映画が口コミで話題になっているとのことで
観に行ったら、すっかり国宝病に罹ってしまいました。
映画を2回鑑賞し、手にした本。
【あらすじ】
長崎の任侠の家に生まれた主人公・喜久雄
抗争によって家族を失い、
同い年の跡取り息子の俊介と出会い
二人で切磋琢磨しながら芸を磨く日々が始まる。
ある出来事をきっかけに、
二人の運命の歯車が大きく狂い始める。
上/P.68
喜久雄はまじまじと権五郎の顔を見つめました。
自分の父親が死ぬことが全く悲しくありませんでした。
ただ、自分の父親が何かに負けて人生を終えることが悔しくて、涙があふれてまいります。
上/P.112
喜久雄も徳次も普段なら売られた喧嘩は買うのですが、
目の前にいる色白な少年の、その透き通るような肌に呆気にとられておりまして、
自分たいちが喧嘩を売られたことにも気づいておりません。
…「あ〜邪魔くさい。どうせ、アンタら、すぐに仲良うなるんやさかい。
いらんわ、そんな段取り。でもまあ、しゃーない。喧嘩するんやったら、今日明日でさっさと終わらしといて」
上/P.123
「……そやからな、義太夫ものと言うても、
義太夫の通りにやってるんやったら、人形みてたらええかってことになりますわ。
歌舞伎には文楽を歌舞伎にしてやっただけのことがなければ、
その価値がない。
歌舞伎の方は生きてる人間が舞台で演じるんやから、
もっと生々しい、もっと実感的なものやないといかん。
それをみていて、はぁ、なるほど、人形浄瑠璃から来ているから
人形芝居らしいところがあるなぁと言うことをやね、
やはりお客に感じさせなあきません。そやろ?」
上/P.126
ちなみにその理由が二つ。
まず一つ目が、一人息子の俊介にはどうも甘えがあって、
ライバルでもいなければ稽古に身が入らないので、
その相手にしたい旨。
そしてもう一つが、まだ海のものとも山のものとも分からないが、
どうもその子には生来の役者の資質があるように思えると言うことからでございます。
上/P.156
「ほんと、きれいなお顔だこと」
どう反応して良いのか分からず、
喜久雄は居心地悪くて仕方ありません。
「でも、あれですよ、役者になるんだったら、
そのお顔は邪魔も邪魔。
いつか、そのお顔に自分が食われちまいますからね」
上/P.172
するとそこで、さっきまで自分がいた舞台の床の感触や、
はっきりと一人一人が見えていた見物の顔、
そして何よりも舞台に漂っていた香の甘い香りが蘇りまして、
喜久雄は思わずそばにあったつい立ての裏へ身を隠そうとしたのでございます。
と言いますのも、まるで夢の中で精を放ってしまったような、
人目を憚るほどの恍惚感がその時になってとつぜん襲ってきたのでございます。
当然…
とはいえ、その話ぶりから、俊介がこの恍惚感を味わっていないのは明白でありまして、
ならば自分の初舞台の方が断然良いと、
嫉妬もなく素直に思う喜久雄でありました。
上/P.185
「歌舞伎なんて、ただの世襲だろ?
今は一緒に並べてもらってても、
最後に悔しい思いして人生終わるのアンタだぞ」
上/P.199
「俊ぼん、アンタは生まれたときから役者の子や。
他の子らと野球するのも我慢して稽古してきたはずや。
何があっても、ちゃんとアンタの血ぃが守ってくれる。
そいて喜久雄。アンタ、うちに来て何年や?
五年になるやろ。そのあいだ、一日でも稽古休んだことがあるか?
ないはずや。この『道成寺』かて、誰よりも稽古してきたんやろ。
せやったら、なんの心配もいらん。
アンタが舞台で振り忘れても、アンタの体が勝手に踊ってくれるはずや」
上/P.208
坊ちゃんからの恩は忘れへん。北海道で成功したら、
誰よりも立派な坊ちゃんの贔屓になって、
楽屋にペルシャ絨毯も買うたるし、
もっと大金持ちになったら坊ちゃん専用の劇場も作ったる。
そやからそれまでは、地道に芸道に励んどいてえな。
上/P.242
「俺な、今、一番欲しいの、俊ぼんの血ぃやわ。
俊ぼんの血ぃコップに入れてガブガブ飲みたいわ」
俊介の耳に先ほどの陰口が蘇ります。
その丹波屋の血が、まるで水のように透明で、
なんとも味気ないものに感じられるのでございます。
上/P.271
「なあ、喜久雄。
いろいろ考えたんやけどな。
まだこうやってぼんやりとでも目が見えてとるうちに、
わしもな、もう一花咲かせたい思うとるんや」
一瞬、なんの話やら分からず、喜久雄が尋ね返そうとしたしますと、
「・・・襲名のことやけどな。わしは『花井白虎』になる。
そやから、お前も『花井半二郎』継いだらええ」
上/P.341
「せや。ただの一本の木やから、
木を馬鹿にされたら悔しゅうなんねん。
でも、自分が山やったら、木ぃ一本、
馬鹿にされたところで気にもせんやろ。
俺なんか、こうやって三代目継いだところで、
まだまだ一本の木やねん。
でも、俊ぼんみたいに生まれたときから
丹波屋背負うてるんは、やっぱり山やねん。
て、思たらな、あんな下品な田舎者の酔狂なんて、
俊ぼんやったら気にもせんで、
ちょろちょろ踊るふりでもしたんやないやろか思てな」
上/P.401
「にしても、なんや腹たつな。
・・・うん、なんや考えれば考えるほど腹立ってくるわ。
だってそうやろ、ってことは、結局この世界、血ぃやんか。
血筋だけのことになるやん。
いや、もちろん俊ぼんを悪う言うんやないで。
でも、こうやって十年必死にやってきた坊ちゃんと、
気に入らんことがあってふいっと出ていって、
またふいっと戻ってきた俊ぼんとの、
この扱いの違い見たら誰でもそう思うわ」
上/P.406
「・・・何やってんだよ。こんなとこでこんなことしてたら、
ずっとこのまんまだぞ。
・・・ここから這い上がんだよ、ここから這い上がれよ」
壁に拳をこすりつけたまま階段を降りる喜久雄の胸に、
そんな言葉が溢れてまいります。
それは自分でも聞いたことのない自分の声で、
恐ろしいくらい響きます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
下/P.57
「見損のうたわ!俺が知ってる坊ちゃんはな、そんな男やないわい!」
ほとんど涙ながらに殴りつけてくる徳次の拳を、
顔や体ではなく、喜久雄は心で受けたのでございます。
下/P.63
「・・・あの喜久雄さんってのはね、言ってみりゃ、
いい意味でも悪い意味でも、本人が文楽の人形みたいな人ですからね。
ある意味、このお役には打ってつけなんですよ。
でもね、ずっと綺麗な顔のままってのは悲劇ですよ。
考えてごらんなさいな、晴れやかな舞台が終わって薄暗い物置の隅に投げ置かれたって、綺麗な顔のまんまなんですからね。
なんでも笑い飛ばせばいいって今の世のなかで、そりゃ、ますます悲劇でしょうよ」
下/P.72
結局俊介もまた、堅気の人間ではないのだと思い知らされます。
と言いますのも、堅気とヤクザの違いと申しますのは、
世間のイメージとは少し違うところがありまして、
真面目なイメージの堅気のほうが、実は要所要所できちんと手を抜くことができるのでございます。
一方、堅気ではない人間は、なぜか総じてそれができませんので、
結果、何をやっても自滅するのでございます。
下/P.110
そして何より喜久雄がこれまで一度たりとも、
辻村が持つ暴力に頼ったことがなかったからでございます。
…そこに徳次は、極道育ちという自分の血に持つ、
逆の意味でのプライドを喜久雄に見たのでございます。
下/P.127
「うちの娘婿がやったことを咎められる奴が、
この世界にいるんですかね?
あいつを咎めるってことは、
自分たちを咎めることだ。
自分たちの芸を汚すことだぜ。
役者が立派なふりをしてどうすんですかい?
いいですか。
立派な人間じゃねえからこそ立派ってこともあるんだよ」
下/P.186
何か言葉を返さなければならないのは分かっておりながら、
何をどう言えば、自分の気持ちが伝わるのかわからぬ喜久雄。
ただ一言、自分にとってあなたは兄なのだと伝えられればいいのでしょうが、
本当の兄弟がそんな言葉を交わさぬように、やはりそれが口から出てこないのでございます。
下/P.212
「・・・『ここは、いいねえ』って言うからさ、
『こんなこ汚ねえ宿のどこがいいんだよ』って笑ったら、
『それがいいんじゃないか』って。
『・・・ここにゃ美しいもんが一つもないだろ。
妙に落ち着くんだよ。なんだか、ほっとすんのよ。
もういいんだよって、誰かに、
やっと言ってもらえたみたいでさ』って」
下/P.265
ここにいるのは自分と俊介だけ、
…自分たちがいるこの歌舞伎座の舞台を、
真上から誰かがじっと見下ろしており、
もちろん見上げたところで、
その誰かと目が合うわけでもないのですが、
そこに誰かがいるのは明らかで、
芸道の神様として慈悲深く見下ろしていると言う風でもなく、
かといって厳しく睨みつけている風でもなく、
どこか楽しげに眺めている風なのでございます。
下/P.281
マスコミのおもちゃにされるのは人気役者の常。
あんな姿を晒されるのは可哀想だと思う心で、
もっと知りたいと思うのもまた世間の常。
畢竟、世間とは残酷なもの。
それが華やかに咲いた花であればあるほど、
その最後を見たいと思う。
そして見せるのが芸人の義務だと思う。
朽ちてゆく芸人への憐れみは、
同時に世間の優越感でもあるのでございましょう。
下/P.327
そこに何があったのか、すでに破られてしまった今、
喜久雄にももう見えず、
思い出せません。
ただ、そこには何かがあった。
ずっとあった。
初めて喜久雄が舞台に立ったときから、
いや、もっと昔、
この歌舞伎という芸能が世に生まれた時からあった何かが、
今、自分の目のまえで破れ落ちたという感覚を、
はっきりと感じたのでございます。
下/P.369
「出してくれ、出してくれ」と、
尾を叩きつけて暴れていたのに、
誰も気づいてやれず、いや、
誰もが気づかぬふりをして、
放っておかれたその鯉は、
いつしかその小さな水槽のなかで、
澄み切った川を想像し始めたのでございましょう。
澄み切ったその川で自由に泳ぎ出していたのでございましょう。
下/P.387
役者が仕事であるならば、
いくらでもやめることは可能でございましょう。
しかしもしもし役者がその人の性根のことであるならば、
一体どこに性根を入れ替えられる人間などがいるでありましょうか。
…「・・・いや、だからよ、
いつまでも舞台に立っていてえんだよ。
幕を下ろさないでほしいんだ」
血縁と才能。
喜びと絶望。
歌舞伎に魅せられた人間の狂喜。
人間の業をまざまざと見せつけられたような作品でした。
今まで歌舞伎に触れる機会がなかったけれど
チャンスがあれば、本物の歌舞伎も観てみたいと思った。
映画では描かれなかった徳ちゃんの男気にすっかりメロメロになったのでございます。
原作を読み終えて、3回目を鑑賞に行きましたが
何度観ても素晴らしい作品。
もちろん、原作も素晴らしい。
あん
桜の季節になると読みたくなる本。
この本を知ったきっかけは映画から
日本アカデミー賞で樹木希林さんが主演女優賞にノミネートされ
授賞式で割烹着姿で登壇された姿が印象に残っており
映画を観てみるとなんでもない日常にも
幸せが溢れていると気づかされた
その直後、偶然にも古本屋さんでこの本と出会い、手にする事に。
【あらすじ】
シャッターの目立つ商店街で
ひっそりと営業をしているどら焼き屋
ある日、一人の老女が手作りの”あん”を持参し
ここで働きたいと申し出る。
訳あり者の店主と
訳あり風の老女
店主は戸惑いつつも彼女の”あん”を使ってみると
売上が伸び始める
このまま順調にいくと思っていたところに
老女の事情がお客にバレてしまう・・・
p.165
この世にあるもの全ては言葉を持っていると
私は信じています。
どんなものでも商店街を通る人たちはもちろんのこと
生きているものなら、いえ、陽射しや風に対してでさえ、
耳を澄ますことができるのではないかと思うのです。
p.195
つらいことばかりでした。
もちろん、そういう言い方もできるかもしれません。
でも、この場所での歳月が過ぎていくなかで、
私には見えてくるものがありました。…闇の底でもがき続けるような
勝ち目のない闘いのなかで、私たちは人間であること、
ただこの一点にしがみつき、
誇りを持とうとしたのです。
p.235
私だけではなく、もし人間がいなかったらどうだったか。
人間だけではなく、およそものを感じることができる
あらゆる命がこの世にいなかったらどうだったか。
無限にも等しいこの世は、すべて消えてしまう事になります。…でも、この考え方が私を変えたのです。
私たちはこの世を観るために、
聞くために生まれてきた。
この世はただそれだけを望んでいた。
だとすれば、教師になれずとも、
勤め人になれずとも、
この世に生まれてきた意味はある。
p.238
ハンセン病におかされた者だけではなく、
きっと誰もが、自分には生きる意味があるのだろうかと
考える時があるかと思います。…だからといって目の前の問題が解決されるわけではなく、
生きていくことは苦しみの連続だと感じられる時もあります。…だけど、その喜びは苦しみと背中合わせでした。
この映画や本に出会うまで
ハンセン病という名前は聞いたことがあったものの
詳しいことはよくわかっていなかった。
病気になるだけでも辛いことなのに
隔離生活まで強いられるとは…
そんな中でも生きる意味を見つけ出せる
徳江さんの生き方にはグッとくるものがあった。
この本を読んだ直後
たまたま観ていた報道番組で
この映画の特集があり
その中で、徳江さんのモデルとなった女性がいたことを知る。
今世では自らの意思とは関係のないことで
虐げられてきた人たち
来世では絶対に幸せになってほしいなと願いながら
桜の下でどら焼きを食べたくなる。
また、桜の季節になったら読み返そうと思う一冊です。
現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則
量子力学について知りたいと思い手にした一冊。
著者の村松大輔さんは
一般社団法人開華GPE代表理事。
1975年、群馬県生まれ。
東京大学工学部卒業後、父の経営する金属製造業の
会社に勤めるもうまくいかず、勤続13年を超えたころに
ついにうつ病を患う。その後、参加したセミナーで
自分が自分を大切に扱うことを学び、うつ病も克服。
2013年、脳力開発塾「開華」を設立。
学力を伸ばすだけでなく、量子力学をベースとした
脳力開発を目的とした学習塾スタイルを提唱する。
成果はたちまち現れ、偏差値80台の生徒をはじめ
5教科で学年トップを記録する生徒を多数輩出。
また、スポーツでもフェンシング日本代表、
空手道個人組手全国大会出場、卓球全国大会出場、
レスリング東日本大会優勝など、目覚ましい成果を
上げる。その後、小学校から大学、企業の新人研修や
幹部研修、経営者が集まる倫理法人会などさまざまな
現場から公演依頼が殺到。YouTubeで配信している
セミナー動画ではのべ550万回の再生数を記録するなど、
その評判はさらに広がりを見せ、全国各地に活躍の
場を広げている。
著書に『「自分発振」で願いをかなえる方法』
『時間と空間を操る「量子力学的」習慣術』
『すべてが用意されているゼロポイントフィールドに
つながる生き方』などがある。
P.21
私たちの体は小さな「細胞」が集まってできています。
その数は37兆個と言われています。
皮膚、筋肉、骨、内臓、赤血球など、人体のほとんどの
部位は細胞の集まりです。
では、一つ一つの「細胞」はどうなっているのでしょう?
目では見えないので、顕微鏡で見ます。
すると、さらに小さな「分子」という粒が
集まってできています。
分子のサイズは0.0000001ミリ〜0.00001ミリほどです。
一つの「分子」を見ていきます。
…
すると、さらに極小の「原子」という粒が
集まってできています。
…
ちなみに、私たちの体は、炭素、酸素、水素、窒素、
カルシウム、リン、カリウムなどの原子からできています。…
では、「原子」の中はどうなっているのか?
理科の授業では、こう習いました。
「原子の中には『原子核』があり、
その周りを『電子』が回っている」と。
その様子は、実はとても意外で、
次のようなイメージで表現できます。原子の中は、ガラーンとしています。
…
つまり、原子の中身はほぼ空っぽ。
スカスカなのです。スカスカの原子がいくら集まっても、スカスカです。
私たちの実体は、そのようにスカスカで、
モワモワ〜とした、”雲”のようなものなのです。
人間の体が細胞できていることは知っていたけれど
細胞の中身は空洞だったとはビックリ。
P.24
原子核は「陽子」と「中性子」という
粒子の組み合わせでできています。…
私たちの体だけでなく、この本も、
机も壁も、物質を最小限まで分解していくと
「素粒子」に行き着きます。
つまり、すべての物質は、素粒子が集まって
できたものなのです。
ちなみに、私たちの「意識」や「感情」も
素粒子と言ったら驚くでしょうか。…
例えば、あなたが「うれしい〜」と思うとき、
体からは「うれしい〜」という素粒子が
発されています。
「ムカつく〜」と思うと、
「ムカつく〜」という素粒子が飛び出て、
広がっていくのです。
オーラとか波動とかは
素粒子のことを言っているのかもしれない。
P.27
素粒子のどんなところが非常識なのか?
例えば、私たちの世界では
「過去→現在→未来」と時間は連続していますよね。
しかし、素粒子には、時間が存在しません。
場所も存在しません。
「一つの電子が同時に、複数の場所に現れる」
なんてことが、当たり前のように起こります。
「今、ここに現れた電子が、同時に過去と未来に
現れる」なんて芸当も、平気でやってのけます。素粒子は変身もします。
「粒だった電子が、波になり、また粒に戻る」
しかも「人が見た瞬間、変身する」
なんてことをするのです。…
このような素粒子の不思議な性質を知ると、
「この世の奇跡」と言われるような現象さえも
「あって当然」と思えてしまいます。
素粒子に時間や場所も存在しないのであれば
過去も未来も変えることは可能ということ。
P.31
25ページでは「意識や感情はフォトンである」
と話しました。
これは、新進気鋭の理論生物物理学者である
フリッツ=アルバート・ポップ博士が伝える
最新の理論です。
博士は、次のように言っています。
「私たちの体からは、『バイオフォトン』という
素粒子が放出されています。
それが私たちの『意識』の正体です」
P.33
私たちは、自分のことを
”確固とした物質”と思っていますが、
本当は波のような存在でしかありません。
このため、いとも簡単に、
相手の波の影響を受けてしまうのです。
世の中の雰囲気とか
場の雰囲気を心地よく感じる時と
心地悪く時はその場にいる人たちが出している
素粒子が強く影響しているということなのか。
P.41
物質世界に住む私たちは、
目にみえるものだけを”現実”と
思っていますが、実は見えない世界にこそ、
私たちを動かす真実があるのです。
P.47
例えば、あなたが「ありがとう」を
観測すれば、「ありがとう周波数」が現れ、
その周波数の波を発します。…
反対に、「ムカつく」を観測すれば、
「ムカつく周波数帯のパラレル」が現れ、
ムカつく出来事が現象化します。
P.50
あなたが何を観測するのか、
何を意図するかで、現象は変わってくる。
これは素粒子が引き起こす自然の法則です。
信じるか信じないかの問題ではなく、
物理現象なのです。
スマホを信じていなくても
使えるのと同じです。
結局のところ、自分が見たい(意識している)世界を
見ているだけということですね。
P.52
私たちが暮らすのは「三次元」の世界ですが、
素粒子のヒモは「十次元」を使って振動している
とも言われます。
その空間の仕組みはわからないことだらけなのです。
十次元も存在しているのであれば
この世界でわかっていることなんて
ほんの少しだけなのかもしれません。
P.59
「できたらいいな」と言う100Hzのフォトンを飛ばすのと、
「できる、大丈夫、余裕余裕」と言う
1億Hzのフォトンを飛ばすのとでは、
現象は変わって当然です。
P.60
"願望実現"に関しては、何度も見聞きしてきたかもしれません。
しかし実際には「願っても叶わない」ことが多いものでしょう。
…
なぜ私は、願っても叶わなかったのか?
今ならその理由がわかります。
意図がごちゃ混ぜだったのです。
「意図の物理量」はじゅうぶんだったと思うのですが、
その中には余計な意図が多く含まれていました。
…潜在意識も含め、私の中には
「ムリだ」や「ダメだ」と言う意図が多かった
ということになります。
自分では気づかないうちに、
「ムリだフォトン」や「ダメだフォトン」を
飛ばし、その周波数帯にいたのだと思います。
無意識に自分の行動にストッパーが
働いているということか。
P.63
第1章で、素粒子は17種類あると話しましたが、
それぞれ寿命が違います。
例えば、μという素粒子の寿命は
「2.2×10-6秒=2.2マイクロ秒」
0.0000022秒ですから
あっという間に死んでしまいます。
…
いっぽうで、電子の寿命は長く
「6.4×10-26年」
640000000000000000000000000年。
地球の歴史が46億年ですから、
それよりも長い寿命を持っていることになります。…
つまり、肉体は死んでも
フォトンでできている「意識」は永遠に生き続ける、
と言うことになります。
亡くなっても想いが残るというのは
物理的にも証明されているということですね。
そう考えると、先祖供養が必要なことも頷ける。
P.73
「村松さんは、私にこんな話をしてくれました。
『体の中はスカスカなんです。その中に、
今まで育ってきた環境の粒が入っています。
両親、兄弟、友だち、先生とかのいろいろな粒です。
利江さんの場合は、イライラ、悲しみ、
苦しみなどの粒がいっぱい入っていたんですね。
だから、あなたが悪いんじゃなくて、
環境の中で痛い思いをたくさんしちゃっただけです。
なので、自分を責めるんじゃなくて、
癒してあげましょう。
本当によくがんばってきたんだから。
そんな自分をねぎらってあげましょう。
どんどんほめてあげましょう。
自分を大切にしていいんですよ。』って。
P.86
今の人生がうまくいっていない人ほど、
自分をほめるのが苦手です。
…
「自分を低く見積もるクセ」や
「自分を責めるクセ」が付いているのです。
まるで硬い鎧を着こんでいるようで、
これが周波数を下げる原因になっているのですが、
本人はそれに気づきません。
自分を褒めるって難しい気もしますが
責める必要はないとも思う。
意識的にたまには褒めてあげる時間を作るといいのかも。
P.88
経営の神様と言われる松下幸之助さんをご存知でしょう。
松下さんは、じつは「お陰で変換」の天才だった
と私は思っています。
…
松下幸之助さんは小学校4年生で
丁稚奉公に出されます。
家が貧しくて働きに出たわけですが、
丁稚奉公とは給金を親に送られる制度のことです。
また、病気がちだったとも言われます。
それでも一代で、松下電器産業(パナソニック)を
築き上げたのです。
松下さんは後年
「自分が経営で成功した理由は3つある」
と語っています。
1.家が貧乏だったこと。
2.学歴がなかったこと。
3.病気がちだったこと。
3つとも、多くの人が「不成功の理由」にしがち
ではありませんか?…
しかし、「おかげで変換」の天才だった
松下さんは、次のように考えたのです。
1.家が貧乏だったおかげで、物を大切にできた。
2.学歴がなかったおかげで、人になんでも聞けた。
3.病気がちだったおかげで、人に任せて、人が育った。
おかげで変換素晴らしい!
どんな状況もプラスに変えるクセをつけたい。
P.121
周波数帯が変わると、付き合う人が変わったり、
経済的に恵まれたりするようになります。
同じ周波数帯には、同じ波長の人がいるので、
その人やその物質と引き寄せ合う。
これが巷で言われる「引き寄せの法則」の仕組みです。
…
人間関係、お金、仕事の成否、健康など、
あなたに起こるすべての現象は、
あなたの観測や意図、意識や感情の
結果でしかありません。
よい結果も悪い結果も、
幸運も不運も、良縁も腐れ縁も、
すべてはあなたのいる
パラレルワールドで、
あなたが引き起こしたものだと言えるのです。
人間の中身は空っぽだけれど
その中には素粒子という電子的エネルギーが存在している。
人が亡くなっても素粒子は亡くならない。
というか、素粒子の寿命の方が肉体の寿命より
長いということに驚いたと同時に
先祖供養の必要性と合致する。
人生がうまく行かない状態の時には
うまく行かない周波数の中で生きているのだから
起きる現象もうまく行かないことばかりなのは
当たり前なのだ。
楽しく生きたいと思うのであれば
自分が楽しいことにフォーカスするしかない。
どんな出来事にも良いことと悪いことがあるのは当たり前。
人から見て最悪と思えるようなことも
プラスに変えるクセをつけたいと思った。
実際はそんなに悪いことは起きていないけど。
量子力学と聞くと難しいイメージだけれど
村松さんの本はわかりやすくて面白い。
人は話し方が9割
長い間ベストセラーに入っているので手にした本。
著者の長松茂久さんは
株式会社人財育成JAPAN代表取締役。
センチュリー出版オフィス主幹。
大分県中津市生まれ。
2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、
2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで
毎年4万人(うち県外1万人)を集める大繁盛店になる。
自身の経験をもとに体系化した
「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」
というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、
全国で多くの講演、セミナーを実施。
「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして、
多くの若者から圧倒的な支持を得ており、
講演の動員数は延べ60万人にのぼる。
2016年より、拠点を東京麻布に移し、
現在は自身の執筆だけではなく、次世代の著者育成、
出版コンサルティング、経営コンサルティング、
出版支援オフィス、講演、セミナーなど、
数々の事業を展開する実業家である。
P.29
話すことを通じて失った自己肯定感は、
やはり話すことを通じて取り戻すのが一番です。
そこでキーワードになるのが、「全肯定」です。
「話している相手を決して否定しない、
そしてあなた自身も否定させない」
ということです。
相手の気持ちも
自分の気持ちも肯定する。
相手の気持ちに寄り添いすぎて
自分の気持ちを無視してはいけない。
P.36
前向きな話は、人を元気にします。
逆に、後ろ向き、否定的な話は、
自分自身だけでなく、聞く人のエネルギーも下げてしまいます。
普段、どんな言葉を使っていても、
私のコミュニティに来た時だけは、
意識してプラストークを徹底するようルール化しています。
「人をほめること」
「感動した話をすること」
「今の現状を良くしていこうとすること」
これらはすべてプラストークです。
明るい言葉が明るい空気を作っていきます。
プラストーク縛りはいいかも。
P.40
「人は誰もが自分のことが一番大切であり、
自分に一番興味がある生き物である」
ということです。
想像してみてください。
みんなで写った集合写真で真っ先に見るのは、何でしょうか?
そうです、自分の顔です。
集合写真が手元に届いて、他人の顔を確認する人は滅多にいません。
まず自分です。
つまり、一番興味がある「相手自身」のことを
主役にすれば、自然に相手の感情は高まっていく。
「自分を主役にしてくれるあなた自身のことを好きになる」
という簡単な心理です。
確かに写真を見る時には、まず自分の顔見てしまう。
他人の顔なんてほとんど見ていない気がする。
P.86
話すことが苦手なら苦手と、開き直ってもいい。
流暢に言葉が出てこなくても、焦らなくていい。
じっくり言葉を選びながら、ゆっくり話せばいい。
そう思って相手と向き合えば、通じるべきものは必ず通じます。
言葉はコミュニケーションのツールなのですから、
言葉を通じて思いが伝わることが最も重要です。
上手く話せなくても
相手に伝えたいという一生懸命さは伝わると思う。
P.102
例えばあなたが営業マンだとした場合、
同じ商品でも、お客様に好感を持たれなければ、
お客様はあなたから商品を買おうとは思いません。
最終的にものをいうのは、人として好かれるかどうかなのです。
商品の良さよりも販売員さんの印象が良い方が
満足度が高い気がする。
P.172
人によって態度や話し方を変えない。これが基本です。
「日本社会は縦社会だから、自分より目上の人には
頭を下げざるを得ないんです」
こんな反論をされた方がいますが、
私は目上の人に丁寧に話すのは当然のことと思っています。
であれば、目上だけでなく、目下の人にも親切に話すと筋が通ります。
目上の人でも目下の人でも
敬意を持って接するようにしたい。
P.175
言葉のクセは、「人格のクセ」です。
知らないうちに「ネガティブな人」という印象を持たれないよう、
日頃の言葉遣いに気をつけてください。
P.200
意識は言葉を変え、言葉は行動を変えていく。
師匠の言葉。
「クセはクセでしか治せない」
いきなり変わることはできないけれど
気づいたら直す「クセ」をつけるといいよね。
P.205
波長の合っていない人と無理に親しくしようとしたら、
あなたはどうなるでしょうか。
自分を押し殺して相手に合わせることで、
自分自身を否定することになります。
話した後に何だか疲れたなと思う人は
波長が合っていない人
話した後に元気になる人は
波長が合っている人だと思う。
P.211
どんなにいい空間に身を置こうと心がけたとしても、
年に数回は飲み会などで不平不満、悪口で盛り上がる人たちが
目の前に現れます。
…
ただこうした場に少しでも居合わせた際に、
注意してほしいことがあります。
それは、
「絶対にその人たちをその場で変えようとしない」こと。…
「そうなんだ、ひどいね」という同調もやめましょう。
あなたも巻き込まれてしまいます。…
大切なのは、「周りが言ってもあなたは言わない」こと。
人(相手)は簡単には変わらないけど
自分は変えられる。
大切なのは「自分がどうなりたいか」
疲れる人とは距離をおくのが一番。
例えそれが、親子であっても。
ベストセラーだけあって
とてもわかりやすい内容でした。
ものの見方が180度変わる古事記
古事記について学んでみたいと思っていたところ
書店にて目に入ってきたので手にした本。
著者の古高裕記さんは
明治大学政治経済学部政治学科卒業後
衆議院議員国会秘書日。秘書勤務のかたわら執筆活動に従事。
ビジネス書を年間600冊読破し、ビジネス書と
古典の共通点を発見。独自の視点で日本文化を解説する
手法を確立し、神社や日本の文化の魅力を伝えている。
神社本庁監修の神社検定(神道文化検定)壱級を所持。
趣味は全国の神社巡り。
P.2
日本の神には、「〜〜命」という名前がある神様が多い。
名前に命がつくのは「みこともち」という意味で、
自分よりも尊い神から、命令される存在をあらわしている。
神様たちも私たちビジネスパーソンのように、
上司がいて、所属している組織がある。
与えられたミッションをこなすために、
上司やメンターに相談する機会がある。
ときにはライバルを押しのけて、自分に与えられた使命を
こなすことも必要である。
そうした日本の神様たちの苦労と成功の話は、
さまざまなドラマがあり、現代のビジネスパーソンが読んでも
学ぶべき点が多いのである。実はミッションを見事こなし、卒業をすることができた
みこともちは、名前が「命」から「神」に
名前が変わっている神様も多い。
これは、つまり晴れて神に昇格し、
より高い指導者として神社などで祀られるのである。
神様も人間の世界同様
ミッションをクリアしたら
「命」から「神」へと昇格していくとは面白い。
P.23
「完璧に物事をこなしているはずなのに、
どうにもうまくいかない」そういう経験をする人は少なくないだろう。
何が原因かわからない場合には、理(物事の筋道や道理)に
沿っていないことをやっていないかどうか確かめるべきだ。
簡単に言えば、昔から決められた自然の摂理、
ルールのようなものだ。
人間が決めた習慣とは違う。「理」とは、端的に言えば、
大自然の神が決めたルールのことだ。
P.24
どんなに客観的に考えて、データをとって、
科学的に成功を裏付けられた事業やプロジェクトでも、
道理を無視して、物事を進めると必ず、どこかうまく行かなくなるものだ。
私たちは、物事の根底に流れている筋道を無視しがちである。…100年や200年続く会社は、長く続いた「理」に沿って成功している。
だから優れた経営者やビジネスマンは「理」を大事にする。
人間が考えたルール(法)と
自然界のルール(理)は違う。
自然界の理を無視していると
いずれ破綻してしまうんですよね。
P.35
そして、もう一つ大事なことは、この話のように
禍をもたらす神が生まれたら、その禍を直し、
正しくする神も生まれる、ということを理解することだ。
つまり、悪いことと、良いことというのは、
表裏一体で起こる。
悪いことばかりに囚われているのではなく、
悪いこともあったが、良いこともなかったかどうか、
よく考えてみよう。
良いことを悪いことは二つで一つ。
良いことばかりしか見ない(見えない)
悪いことばかりしか見ない(見えない)
バランスよく考える癖をつけたい。
P.64
実は自信を失っている私たちも同じなのである。
私たちはいつも自分の評価を自分以外の
他人に求めがちだ。
そうではなく、自分の中にこそ、答えを求めるべきなのだ。
自分に与えられた使命は、自分以外まっとうすることはできない。
私たちは誰もが皆、神になるための
ミッションを携えた「みこともち」だ。
私たち一人ひとりに与えられた特別な使命は、
自分にしか達成できないのである。
本当にその通りで宿命を観ていると
一人一人それぞれお役目があって
それは社会的役割とは少し違う。
自分の持っている宿命を昇華させる事が大切なのだと思う。
P.136
「天神地祇を祀る」という言葉がある。
天神地祇とは天つ神と国つ神を祀るという意味で、
あらゆる神を祀るということを意味している。
日本では神をお祀りしたり、お祀りするときには、
国譲りで日本の国の統治権を得た天つ神だけではなく、
日本を苦労して開拓した国つ神も一緒に祀ることになっている。家を建てるときに地鎮祭を行うのも、
国つ神が開拓した貴重な土地を安全に使わせて
いただくというのが、本当の趣旨なのである。
地鎮祭をお祓いと勘違いしている人が多いけれど
本来は「土地を使わせていただく」報告のようなものですね。
古事記がわかりやすく解説してある面白い一冊でした。
これからも古事記について学んでみたいと思います。
静かな人の戦略書
書店で見つけてタイトルと帯に惹かれて購入。
帯には
世界的ベストセラー、ついに日本上陸!
「静かで控えめ」は賢者の戦略
自称内向的な私には役に立ちそうではないか。
著者のジル・チャンさんは
ミネソタ大学大学院修士課程終了、ハーバード大学、清華大学でリーダーシップ・プログラム終了。
ハーバード・シード・フォー・ソーシャル・イノベーション、フェロー。
アメリカの非営利団代でフィランソロピー・アドバイザーを務める。
過去2年間で行ったスピーチは200回以上に及ぶ。
15年以上にわたり、アメリカ州政府やメジャーリーグなど、さまざまな業界で活躍してきた。2018年、ガールズ・イン・テック台湾40アンダー40受賞。
本書は台湾でベストセラー1位となり、20週にわたりトップ10にランクイン、米ベレットコーラー社が28年の歴史で初めて翻訳刊行する作品となり、第23回Foreword INDIES「ブック・オブ・ザ・イヤー」特別賞に選出されるなど話題となっている。
現在は母国の台湾・台北市に拠点を置きながら、内向型のキャリア支援やリーダーシップ開発のため国際的に活躍している。
翻訳は神崎朗子さん
翻訳家。上智大学文学部英文学科卒業。
訳書に「やり抜く力」「NEW POWER」
「スタンフォードの自分を変える教室」「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」
「フランス人は10着しか服を持たない」「FOOD ANATOMY 食の解剖図鑑」
「食事のせいで、死なないために」「存在しない女たち」「花の子ども」などがある。
P.38にある「自分のタイプ」を知るテストをやってみると
やっぱり「内向型」だった(笑)
P.95
現実的になろう。理想の仕事を探すなかで、ほんの少しかじっただけで、自分のやりたいことが見つかる人などほとんどいない。なかには一生かかっても、自分が何をするために生まれてきたのか、わからない人もいる。
ここでまず、はっきりさせておこう。あなたや私だけにぴったりの仕事なんてものは、存在ない。
誰もがどうにかして自分の強みを見出し、それを生かして生計を立てようとする。言い換えれば、重要なのは、自分が最も価値を生み出せる仕事を見つけることであり、それは必ずしも、いちばんやりやすい仕事とは限らない。
やりたいことが明確にある人はほんの一握り。
やれることを活かすことも大切。
P.182
出張によるエネルギーの消耗を抑えたければ、出張予算をできるだけ多く確保すること。…
ホテルの場所は会議場のすぐ近くにする…フライトのチェンクインを事前にすませ、好きな座席を選ぶなどだ。…
重要なクライアントとの対面ミーティングは、1日1件と決めておく。…
つい、安いところを、安いプランをと目先の利益ばかり考えてしまうけれど、目には見えない利益も考えた方が良いんだよな。
P.216
「この仕事関連のイベント、本当に行く必要あるのかな?」
これは、出席すべきかどうかを判断する際、自分自身に問うべきもっとも重要な質問だ。出席が必須である場合を除けば、あなたにはつねに選択肢がある。
なんとなく参加するのは良くない。
断る勇気も必要。
P.241
ステージで緊張するかどうかは内向型でも外向型でも関係ない。
パブリック・スピーキングの専門家であるニック・モーガンはフォーブス誌の記事で「人前で話すのが好きな人は10パーセントしかいない」と述べている。
9割の人は緊張しているということがわかってちょっと安心。
P.253
私は以前、パブリック・スピーキングのコーチから聞いた、「努力の9割はステージの外で行うもの」という言葉を心から信じている。しっかりと準備しておけば、登壇前に、すでに9割は完璧になっているのだ。…
内向型の人がスピーチをするときに、自分なりのスピリットをもてるかどうかは、壇上に立つよりずっと前、スピーチのテーマを準備するときにかかっているのかもしれない。…
自分の思いと準備さえしっかりしていれば上手くいくということ。
上手く行かないのは準備が足りなかったということ。
P.317
コミュニケーションの取り方を上司に合わせれば、共通の認識を持つことができる。覚えておいてほしいのは、相手に合わせて細かく調整すべきなのは、自分のほうだということ。上司を変えようとするのはやめよう。
相手を変えようとするよりも、自分が相手に合わせる柔軟性が必要よね。
内向型も外向型も一つの特徴であって、どちらが良い悪いということではないということがわかった。
自分の良さを最大限に活かすために、事前の準備や工夫するコツなどを学ぶことができた。
ギリギリに追い込まれないとやらないところから直さないとね。








