読書の庭

占い師の読書記録。

現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則

量子力学について知りたいと思い手にした一冊。


著者の村松大輔さんは
一般社団法人開華GPE代表理事
1975年、群馬県生まれ。
東京大学工学部卒業後、父の経営する金属製造業の
会社に勤めるもうまくいかず、勤続13年を超えたころに
ついにうつ病を患う。その後、参加したセミナーで
自分が自分を大切に扱うことを学び、うつ病も克服。
2013年、脳力開発塾「開華」を設立。
学力を伸ばすだけでなく、量子力学をベースとした
脳力開発を目的とした学習塾スタイルを提唱する。
成果はたちまち現れ、偏差値80台の生徒をはじめ
5教科で学年トップを記録する生徒を多数輩出。
また、スポーツでもフェンシング日本代表、
空手道個人組手全国大会出場、卓球全国大会出場、
レスリング東日本大会優勝など、目覚ましい成果を
上げる。その後、小学校から大学、企業の新人研修や
幹部研修、経営者が集まる倫理法人会などさまざまな
現場から公演依頼が殺到。YouTubeで配信している
セミナー動画ではのべ550万回の再生数を記録するなど、
その評判はさらに広がりを見せ、全国各地に活躍の
場を広げている。
著書に『「自分発振」で願いをかなえる方法』
『時間と空間を操る「量子力学的」習慣術』
『すべてが用意されているゼロポイントフィールドに
つながる生き方』などがある。

 

 

P.21

私たちの体は小さな「細胞」が集まってできています。
その数は37兆個と言われています。
皮膚、筋肉、骨、内臓、赤血球など、人体のほとんどの
部位は細胞の集まりです。
では、一つ一つの「細胞」はどうなっているのでしょう?
目では見えないので、顕微鏡で見ます。
すると、さらに小さな「分子」という粒が
集まってできています。
分子のサイズは0.0000001ミリ〜0.00001ミリほどです。
一つの「分子」を見ていきます。

すると、さらに極小の「原子」という粒が
集まってできています。

ちなみに、私たちの体は、炭素、酸素、水素、窒素、
カルシウム、リン、カリウムなどの原子からできています。


では、「原子」の中はどうなっているのか?
理科の授業では、こう習いました。
「原子の中には『原子核』があり、
その周りを『電子』が回っている」と。
その様子は、実はとても意外で、
次のようなイメージで表現できます。

原子の中は、ガラーンとしています。


つまり、原子の中身はほぼ空っぽ。
スカスカなのです。

スカスカの原子がいくら集まっても、スカスカです。
私たちの実体は、そのようにスカスカで、
モワモワ〜とした、”雲”のようなものなのです。

 

 

人間の体が細胞できていることは知っていたけれど
細胞の中身は空洞だったとはビックリ。

 

 

P.24

原子核は「陽子」と「中性子」という
粒子の組み合わせでできています。


素粒子は、これ以上小さく分解できない
物質の最小単位です。


私たちの体だけでなく、この本も、
机も壁も、物質を最小限まで分解していくと
素粒子」に行き着きます。
つまり、すべての物質は、素粒子が集まって
できたものなのです。
ちなみに、私たちの「意識」や「感情」も
素粒子と言ったら驚くでしょうか。


例えば、あなたが「うれしい〜」と思うとき、
体からは「うれしい〜」という素粒子
発されています。
「ムカつく〜」と思うと、
「ムカつく〜」という素粒子が飛び出て、
広がっていくのです。

 

オーラとか波動とかは
素粒子のことを言っているのかもしれない。

 

P.27

素粒子のどんなところが非常識なのか?
例えば、私たちの世界では
「過去→現在→未来」と時間は連続していますよね。
しかし、素粒子には、時間が存在しません。
場所も存在しません。
「一つの電子が同時に、複数の場所に現れる」
なんてことが、当たり前のように起こります。
「今、ここに現れた電子が、同時に過去と未来に
現れる」なんて芸当も、平気でやってのけます。

素粒子は変身もします。
「粒だった電子が、波になり、また粒に戻る」
しかも「人が見た瞬間、変身する」
なんてことをするのです。


このような素粒子の不思議な性質を知ると、
「この世の奇跡」と言われるような現象さえも
「あって当然」と思えてしまいます。

 

素粒子に時間や場所も存在しないのであれば
過去も未来も変えることは可能ということ。

 

P.31

25ページでは「意識や感情はフォトンである」
と話しました。
これは、新進気鋭の理論生物物理学者である
フリッツ=アルバート・ポップ博士が伝える
最新の理論です。
博士は、次のように言っています。
「私たちの体からは、『バイオフォトン』という
素粒子が放出されています。
それが私たちの『意識』の正体です」

 

P.33
私たちは、自分のことを
”確固とした物質”と思っていますが、
本当は波のような存在でしかありません。
このため、いとも簡単に、
相手の波の影響を受けてしまうのです。

 

世の中の雰囲気とか
場の雰囲気を心地よく感じる時と
心地悪く時はその場にいる人たちが出している
素粒子が強く影響しているということなのか。

 

P.41
物質世界に住む私たちは、
目にみえるものだけを”現実”と
思っていますが、実は見えない世界にこそ、
私たちを動かす真実があるのです。

 

P.47
例えば、あなたが「ありがとう」を
観測すれば、「ありがとう周波数」が現れ、
その周波数の波を発します。


反対に、「ムカつく」を観測すれば、
「ムカつく周波数帯のパラレル」が現れ、
ムカつく出来事が現象化します。

 

P.50
あなたが何を観測するのか、
何を意図するかで、現象は変わってくる。
これは素粒子が引き起こす自然の法則です。
信じるか信じないかの問題ではなく、
物理現象なのです。
スマホを信じていなくても
使えるのと同じです。

 

結局のところ、自分が見たい(意識している)世界を
見ているだけということですね。

 

P.52
私たちが暮らすのは「三次元」の世界ですが、
素粒子のヒモは「十次元」を使って振動している
とも言われます。
その空間の仕組みはわからないことだらけなのです。

 

十次元も存在しているのであれば
この世界でわかっていることなんて
ほんの少しだけなのかもしれません。

 

P.59
「できたらいいな」と言う100Hzのフォトンを飛ばすのと、
「できる、大丈夫、余裕余裕」と言う
1億Hzのフォトンを飛ばすのとでは、
現象は変わって当然です。

 

P.60
"願望実現"に関しては、何度も見聞きしてきたかもしれません。
しかし実際には「願っても叶わない」ことが多いものでしょう。

なぜ私は、願っても叶わなかったのか?
今ならその理由がわかります。
意図がごちゃ混ぜだったのです。
「意図の物理量」はじゅうぶんだったと思うのですが、
その中には余計な意図が多く含まれていました。

潜在意識も含め、私の中には
「ムリだ」や「ダメだ」と言う意図が多かった
ということになります。
自分では気づかないうちに、
「ムリだフォトン」や「ダメだフォトン」を
飛ばし、その周波数帯にいたのだと思います。


無意識に自分の行動にストッパーが
働いているということか。

 

 

P.63
第1章で、素粒子は17種類あると話しましたが、
それぞれ寿命が違います。
例えば、μという素粒子の寿命は
「2.2×10-6秒=2.2マイクロ秒」
0.0000022秒ですから
あっという間に死んでしまいます。

いっぽうで、電子の寿命は長く
「6.4×10-26年」
640000000000000000000000000年。
地球の歴史が46億年ですから、
それよりも長い寿命を持っていることになります。


つまり、肉体は死んでも
フォトンでできている「意識」は永遠に生き続ける、
と言うことになります。

 

亡くなっても想いが残るというのは
物理的にも証明されているということですね。

そう考えると、先祖供養が必要なことも頷ける。

 

 

P.73
村松さんは、私にこんな話をしてくれました。
『体の中はスカスカなんです。その中に、
今まで育ってきた環境の粒が入っています。
両親、兄弟、友だち、先生とかのいろいろな粒です。
利江さんの場合は、イライラ、悲しみ、
苦しみなどの粒がいっぱい入っていたんですね。
だから、あなたが悪いんじゃなくて、
環境の中で痛い思いをたくさんしちゃっただけです。
なので、自分を責めるんじゃなくて、
癒してあげましょう。
本当によくがんばってきたんだから。
そんな自分をねぎらってあげましょう。
どんどんほめてあげましょう。
自分を大切にしていいんですよ。』って。

 

P.86
今の人生がうまくいっていない人ほど、
自分をほめるのが苦手です。

「自分を低く見積もるクセ」や
「自分を責めるクセ」が付いているのです。
まるで硬い鎧を着こんでいるようで、
これが周波数を下げる原因になっているのですが、
本人はそれに気づきません。

 

自分を褒めるって難しい気もしますが
責める必要はないとも思う。
意識的にたまには褒めてあげる時間を作るといいのかも。

 

 

P.88
経営の神様と言われる松下幸之助さんをご存知でしょう。
松下さんは、じつは「お陰で変換」の天才だった
と私は思っています。

松下幸之助さんは小学校4年生で
丁稚奉公に出されます。
家が貧しくて働きに出たわけですが、
丁稚奉公とは給金を親に送られる制度のことです。
また、病気がちだったとも言われます。
それでも一代で、松下電器産業パナソニック)を
築き上げたのです。
松下さんは後年
「自分が経営で成功した理由は3つある」
と語っています。

1.家が貧乏だったこと。
2.学歴がなかったこと。
3.病気がちだったこと。


3つとも、多くの人が「不成功の理由」にしがち
ではありませんか?


しかし、「おかげで変換」の天才だった
松下さんは、次のように考えたのです。

1.家が貧乏だったおかげで、物を大切にできた。
2.学歴がなかったおかげで、人になんでも聞けた。
3.病気がちだったおかげで、人に任せて、人が育った。

 

おかげで変換素晴らしい!
どんな状況もプラスに変えるクセをつけたい。

 

P.121
周波数帯が変わると、付き合う人が変わったり、
経済的に恵まれたりするようになります。
同じ周波数帯には、同じ波長の人がいるので、
その人やその物質と引き寄せ合う。
これが巷で言われる「引き寄せの法則」の仕組みです。

人間関係、お金、仕事の成否、健康など、
あなたに起こるすべての現象は、
あなたの観測や意図、意識や感情の
結果でしかありません。
よい結果も悪い結果も、
幸運も不運も、良縁も腐れ縁も、
すべてはあなたのいる
パラレルワールドで、
あなたが引き起こしたものだと言えるのです。

 

 

人間の中身は空っぽだけれど
その中には素粒子という電子的エネルギーが存在している。

 

人が亡くなっても素粒子は亡くならない。
というか、素粒子の寿命の方が肉体の寿命より
長いということに驚いたと同時に
先祖供養の必要性と合致する。

 

人生がうまく行かない状態の時には
うまく行かない周波数の中で生きているのだから
起きる現象もうまく行かないことばかりなのは
当たり前なのだ。

楽しく生きたいと思うのであれば
自分が楽しいことにフォーカスするしかない。
どんな出来事にも良いことと悪いことがあるのは当たり前。

 

人から見て最悪と思えるようなことも
プラスに変えるクセをつけたいと思った。

実際はそんなに悪いことは起きていないけど。

 

量子力学と聞くと難しいイメージだけれど
村松さんの本はわかりやすくて面白い。