セカンドキャリアを考える人への参考になりそうと思い、手にした一冊。
P.16
私も各々の業界(セミナー、釣り、コンサルタント)で目をみはるような実績があったわけではない。
初心者や経験が浅い人に向けて、すでに自分が持っている知識を教える、いわゆる「知識差ビジネス」(自分と相手とのほんの少しの知識の差を埋めることをノウハウにしてクライアントに提供し、対価が発生するビジネス)で成功をおさめたのだ。
これが反対に・・・
最初から大きな野望を抱く必要は無く、苦にならずできることや、趣味や得意なことなら誰しも一つくらいはあるはず。
本業を続けながら始めれば、リスクも最小限にできそう。
P.52
「コンサルタントになるには中小企業診断士の資格をとったり、コンサルティング会社が開催しているコンサルタント認定コースを受ける必要があるか?」と聞かれることが多いが、なくてももったく問題ない。資格や認定コースではお金を稼げないからだ。
起業しようと思った時に、「まずは資格を取らないと」と考える人は多いはず。
資格ではお金は稼げない・・・ごもっともです。
世の中には確かに資格がないと出来ない仕事もありますが、資格ビジネスに踊らされている人も多そうですね。
P.56
人は何を買うかよりも、誰から買うかを優先させるからだ。…
あなたが受け取るものの量はあなたが与えたものの量と比例する。
家電量販店で、店員さんの人柄で買ってしまうことや、商品は気に入っていたけど、結局買わなかったという経験があります。
無意識に誰から買うかを優先していたのかもしれませんね。
まずは、「与える」こと。受け取ることよりも与えることに集中した方が良いのでしょうね。
特別な才能がなくても、起業できるということ。
起業した人の実例もたくさん紹介されている上に、お金に換える仕組みづくり(起業法)も紹介されているので参考になる一冊でした。