コミュニティづくりの参考にしたく手にした本です。
著者のマツダミヒロさんは・・・
質問家。「魔法の質問」主宰。魔法の質問インストラクター5000名を輩出したコミュニティ構築の第一人者。自分自身と人に日々問いかけるプロセスを集約し、独自のメソッドを開発。・・・
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セカンドキャリアを考える人への参考になりそうと思い、手にした一冊。
P.16
私も各々の業界(セミナー、釣り、コンサルタント)で目をみはるような実績があったわけではない。
初心者や経験が浅い人に向けて、すでに自分が持っている知識を教える、いわゆる「知識差ビジネス」(自分と相手とのほんの少しの知識の差を埋めることをノウハウにしてクライアントに提供し、対価が発生するビジネス)で成功をおさめたのだ。
これが反対に・・・
最初から大きな野望を抱く必要は無く、苦にならずできることや、趣味や得意なことなら誰しも一つくらいはあるはず。
本業を続けながら始めれば、リスクも最小限にできそう。
P.52
「コンサルタントになるには中小企業診断士の資格をとったり、コンサルティング会社が開催しているコンサルタント認定コースを受ける必要があるか?」と聞かれることが多いが、なくてももったく問題ない。資格や認定コースではお金を稼げないからだ。
起業しようと思った時に、「まずは資格を取らないと」と考える人は多いはず。
資格ではお金は稼げない・・・ごもっともです。
世の中には確かに資格がないと出来ない仕事もありますが、資格ビジネスに踊らされている人も多そうですね。
P.56
人は何を買うかよりも、誰から買うかを優先させるからだ。…
あなたが受け取るものの量はあなたが与えたものの量と比例する。
家電量販店で、店員さんの人柄で買ってしまうことや、商品は気に入っていたけど、結局買わなかったという経験があります。
無意識に誰から買うかを優先していたのかもしれませんね。
まずは、「与える」こと。受け取ることよりも与えることに集中した方が良いのでしょうね。
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幕末の儒学者・佐藤一斎の「言志四録」を齋藤孝先生が現代人にわかりやすく解説してくれています。
「言志四録」は吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬、伊藤博文といった幕末維新の志士たちが愛読していたとのこと。
なかでも、西郷隆盛は気に入った言葉を何度も書き写して肌身離さず持ち歩いていたそうです。
その一方で、敵対する幕府側の人も愛読するなど多くの人に影響を与えていたようです。
人間の普遍的要素に触れる言葉は、現代にも通じるところが多々あり全く古臭いものではなかった。
p.49
「忙しいの9割は無駄な仕事」今時の人は、口ぐせのように忙しいという。しかし、そのしているところを見ると、実際に必要なことをしているのは十の中の、一、二に過ぎず、つまらない仕事が、十の中の八、九である。そして、このつまらない仕事を必要な仕事と思っているのであるから、これでは忙しいのももっともなことだ。本当に何かしようとする志のある者は、こんなあなに入り込んではいけない。
現代人は皆時間に追われ多忙と言われるけれど、100年以上前の人も同じことを思っていたみたいですね。
p.114
「禍は口から出て、病は口より入る」人は最も口を慎まなければならない。口は二つの職務を兼ねもっている。一つは言葉を発することであり、他は飲食物を取り込むことである。人が言葉を慎まないと、禍を招くことがあり、飲食を慎まないと、病気になることがある。諺に「禍は口より出て、病は口より入る」とあるのは全く今のべた意味である。
うっかり喋ったことがトラブルの元になったり、暴飲暴食によって体調を崩したり、口を慎むことは大切。全くもってその通りだと思う。
#読書